ダイエットの科学

ファンクショナル栄養学、分子整合栄養医学、人間栄養学などからダイエットを科学的に実践するお手伝いをします

低炭水化物ダイエットで痩せないときのチェックポイント

「炭水化物抜きダイエットを頑張っているのに効果が出ない」

 

「高タンパクを意識しているのに太る」

 

 

こんな方のご相談が増えています。

 

ちゃんと糖質制限ができている(糖質1日60g以下)のに、肉・卵・チーズ(MEC)をしっかり食べているのに

 

どんどん体重が増える・・・

 

むくみがひどくなる・・・

 

引き締まった体からどんどん遠ざかる・・・

 

なぜこのようなことが起きるのでしょうか。

 

 

いくつか要因はありますが、「タンパク質の過剰摂取」と「ビタミンB不足」を今回は取り上げます。

 

 

 

 

チェックしてみましょう

 

①1日のたんぱく質摂取量が体重1kgあたり2g以上になっていませんか?

 

②1日のトータルでは適正範囲内(体重1kgあたり1.2-1.6g)でも、1食で30g以上タンパク質をドカ食いしていませんか?

 

③きちんと一口サイズを小さく、30回噛んでいますか?

 

④日頃から「疲れやすい」「眠りにくい」「ストレスが多い」「イライラしやすい」「光や寒さに敏感」「夢をよく見る」「集中力が低下した」「口内炎が出来る」「夜中に足がつる」といったことはありませんか?

 

 

 

タンパク質の過剰摂取

 

①②③に該当する方はタンパク質の過剰摂取が原因かもしれません。

 

タンパク質も過剰に摂取すれば糖に変換され脂肪に蓄積されます。

 

なぜなら過剰なタンパク質は肝臓で糖新生を受け、インスリンによって脂肪に蓄えられるからです。

 

きちんと咀嚼していれば食べ過ぎることはありませんが、ついついおろそかになってしまうことでたくさん食べられてしまいます。

 

もともと食べ過ぎてしまう方は、まずそこから直していきましょう。

 

 

 

 

ビタミンB不足

 

④はビタミンB群の不足により起こりうる症状です。ひとつでも該当したら疑ってみると良いでしょう。

 

ビタミンB群はエネルギーの供給や老廃物の代謝をする上でとても大切な物質です。

 

「B群」はビタミンB1、ビタミンB2(リバフラビン)、ナイアシンなど種類がいくつかありますが、それぞれの栄養素は強力し合っているので、どれが欠けてもいけません。

 

 

特にタンパク質の関係で言えば、ビタミンB6がなければタンパク質を体の材料にすることができなくなります。

 

 

私達の体をつくるタンパク質は、食事でとったタンパク質がそのまま利用されるわけではなく、いったんアミノ酸に分解されてから、人の体に必要なタンパク質に再合成されます。

 

足りないアミノ酸があれば、他のアミノ酸で作り変えられます。

 

この時、不可欠なのがビタミンB6です。

 

アミノ酸はビタミンB6の助けを借りて健康な髪の毛、皮膚、歯をつくり、細胞の成長を促します。

 

 

 

 

ビタミンB6の特徴を知りましょう

 

◉ビタミンB6はビタミンB2の不足で利用が妨げられます。

 

◉避妊薬のピル(低用量ピルも)を飲んでいたり、妊娠中も需要が増し欠乏しやすくなります。

 

◉ビタミンB6は腸内細菌も合成します。一般的には欠乏症が起こりにくいと言われていますが腸内環境が悪い場合、ビタミンB6の合成が妨げられ欠乏することがあります。

 

◉これまでカロリー制限やダイエットでお肉を食べるのを控えていた方の場合もビタミンB6が不足した状態になります。

 

◉1日1食や欠食をすることでビタミンB群の吸収が低下し不足することもあります。

 

◉ビタミンB6、またはビタミンB群が不足すると食べたタンパク質を上手く体の材料にするシステムが働きにくいため、そんなにタンパク質を食べすぎていないにも関わらず体重が増えたり、むくみが出てしまうことがあります。

 

 

 

栄養療法(オーソモレキュラー)による栄養解析では血液検査によりタンパク質の代謝低下やビタミンB群不足を判断することができます。

 

タンパク質をちゃんと食べているのにのような症状がある方は一度栄養解析をしてみると良いでしょう。

 

 

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ビタミンBの必要摂取量

 

ビタミンB群は肉・魚類に多いのは間違いありませんが、症状があったり検査データで不足と判断された場合は食事だけでは含有量が少なすぎで歯が立ちません。

 

例えば、ビタミンB6不足にならないためには女性で最低0.35mg以上が必要ですが、すでに不足している人の場合、50-100mg以上摂取してようやく改善することがあります。

 

実に100倍以上の摂取量です。

 

 

ただし、ビタミンB群は過剰に摂取した場合は尿として排泄されるため過剰症を起こさないと言われています。

 

むしろ高容量の摂取により症状を改善させることの方が有意義になります。

 

 

日頃の栄養不足を補う場合は食事や市販のサプリメントでも十分かもしれませんが、高容量を摂る場合は合成添加物や合成ビタミンなど、体に負荷を与える物質を使っていないかどうかが重要になってきます。

 

また、摂取した量がきちんと利用されるためには吸収の良い設計のなされたサプリメントが効果的です。

 

 

これにはやはり医療機関で出される医療用サプリメントが最適です。

 

 

医療用サプリメントは基本的に医師のいる医療機関でしか取り扱えませんが、海外製のものでは個人輸入で手に入れられたり、医療者から購入することができます。

 

その他、インターネットでも購入できます。

トリB-100 1/4スプリット 3,900円(税別 送料別)

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ご自身にどんな栄養素が足りていないか、サプリメントが効果的かを知る方法として、無料サプリメントカウンセリングを受けてみるのもオススメです。

 

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